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健康野菜! 明日葉について

明日葉とは?
(1)明日葉の種別
明日葉はセリ科のアリンジェリカ属に分類される多年性の植物である。セリ科の野菜はセリ、セロリ、パセリ、ミツバなど身の回りに沢山あり、その中でもウイキョウ、ミシマサイコ、トウキ、センキュウは薬草として栽培されている。なお、"アンジェリカ(angelica) "はラテン語で"angelus "に由来し、"天使 "を意味する。西洋では「死者をよみがえらす」と言われており、同属の植物には有用な薬草が多いことを表している。

 
(2)明日葉の名称
 一般には「今日葉を摘んでも、明日にはもう新しい芽を出す」と言うことから、"明日葉 "の名称がついたと言われており、生命力の強い植物として、知られている。実際には1日~2日で新しい芽が出ることはないが、3月~5月頃は1週間前後で新芽が出てくる。この新芽が天を突く槍の穂先を連想させることから、大島では"あしたぼ "と呼ばれている。
また、江戸時代以前には"アシタグサ(鹹草) "、"アイタグサ(間草)"、"ハチジョウソウ(八丈草)"などと呼ばれていた。
明日葉は、江戸時代より八丈島特産の薬草として知られていた。

 
(3)明日葉の自生地
世界各地の分布するセリ科に属する植物であるが、明日葉は日本固有の植物であり、原産地は八丈島、三宅島、大島をはじめとする伊豆諸島とされており、伊豆諸島ではいたる所に自生している。
伊豆諸島以外では房総半島、三浦半島、伊豆半島、紀伊半島、四国南部、九州南部の一部に見られる。
これらの自生地は黒潮暖流影響で、冬は温かく夏は涼しく、年間降雨量が多い気候風土になっているのが特徴である。
明日葉が生えている場所は、海岸に近い樹木の下(半日陰)で、風通しが良く適当な湿気がある場所である。地域により若干の違いが見られ八丈島、青ヶ島の明日葉は葉や茎が鮮やかなグリーンで生育も良く、1メートル前後に成長する。
最も大きな明日葉は御蔵島のもので、子供が登れるくらいの大きさになるものもある。
八丈島以北の伊豆諸島や本土の半島部の明日葉は、葉や茎が赤みを帯びており、やや小ぶりで、30~50センチメートル程度であるが、成分的にはさほど違いは見られない。
 
(4)明日葉の成分
明日葉は、民間伝承により、古くから薬効があると言われて来たが、近年その成分が注目され、各種分析が行われている。以下にその成分表を示す。

 

繊維

カルシウム

リン

ナトリウム

カリウム

カロチン

ビタミンA

ビタミンB1

ビタミンB2

ビタミンC

(単位)

mg

mg

mg

mg

mg

μg

lu

mg

mg

mg

明日葉

1.5

65

65

1.0

60

540 3700 2100 0.10

0.24

55
さやいんげん 0.9 60 50 1.0 1 280 480 270 0.11 0.13 9
オクラ 1.0

95

60 0.6 3 320 340 190

0.13

0.10 16
かぼちゃ 1.0 17 35 0.4 1 330 620 340 0.07 0.06 15
キャベツ 0.6 43 27 0.4 6 210 18 10 0.02 0.05 44
きゅうり 0.4 24 37 0.4 2 210 150 85 0.04 0.04 13
春菊 0.9 90 47 1.9 50 610 3400 1900 0.09 0.21 21
セロリ 0.5 34 34 0.2 24 360 290 160 0.03 0.03 6
だいこん 0.6 30 22 0.3 14 240 0 0 0.03 0.02 15
たまねぎ 0.5 15 30 0.4 2 160 0 0 0.04 0.01 7
トマト 0.4 9 18 0.3 2 230 390 390 0.05 0.03 20
にら 0.9 50 32 0.6 1 450 3300 1800 0.06 0.19 25
にんじん 1.0 39 36 0.8 26 400

7300

4100

0.07 0.05 6
ねぎ 0.8 45 20 0.6 1 180 150 85 0.04 0.06 14
ほうれん草 0.8 55 60

3.7

21

740

3100 1700

0.13

0.23

65

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